糖尿病専門外来で働く看護師の仕事

糖尿病専門外来で充実の看護師ライフを!

「糖尿病に苦しむ人々を救う存在」

ここで働く看護師の仕事内容

糖尿病の治療は医師と看護師だけで行うものではありません。管理栄養士や薬剤師などあらゆるスタッフと協力して行います。そのなかで看護師は、患者さんの情報を収集して各スタッフに共有します。患者さんの家族構成や普段の食事の傾向など必要な情報を集めます。

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患者さんとのコミュニケーション

糖尿病の治療においては患者さん本人の努力も当然のことながら、ご家族の協力が非常に大切です。そして看護師は、患者さんやご家族と一番近い距離にいる医療スタッフです。直接コミュニケーションをとる機会が多く、ある意味患者さんにとってのマネージャー的な存在であると言えます。指導をした患者さんがどの程度内容を理解しているかを確認し、もし理解が不十分であれば再度指導の機会を設ける必要があります。例えば、健康のために朝のラジオ体操をしている患者さんがいれば、低血糖の恐れがあるので朝食後30分程度時間をおいてから体操をしたほうがいい、という内容を伝えます。一度伝えて終わりではなく、その後も継続的に理解度を確認しつつ、さらに深く理解してもらうように働きかけます。

具体的な仕事内容

情報伝達や指導の他に、一般的な看護業務であるバイタルチェックや食事・入浴・運動・服薬などのケアも行います。糖尿病の治療において注意が必要なのが合併症のリスクです。特に注意すべきなのが、抹消動脈疾患(PAD)です。血液の供給がうまくいかず下肢のしびれや痛みを引き起こす疾患であり、最悪の場合切断が必要な状態になることもあります。このPADに有効なのがフットケアです。患者さんの足の状態をチェックし、清潔に保ちます。また、患者さん自身がフットケアを実施できるように指導することもあります。
それ以外の合併症だと、神経障害や網膜症などがあります。血管が細くなり血流が悪くなることで動脈硬化を起こしやすく、それが神経障害につながります。神経障害になると自身の様態変化に気付きにくくなるので、看護師として常に患者さんの様態をチェックしなければなりません。
注射によるインスリンの投与も行いますが、これもフットケアと同様患者さんやご家族が自身で行えるように指導します。併せて、血糖値の測定など自己管理に必要な指導を行います。

患者さんのストレス軽減

糖尿病は完治させることが難しく、一度発症したら一生付き合うことになる疾病です。そのため、大きなストレスや不安を抱える患者さんが多いです。患者さんの不安を少しでも和らげるように話し相手になることも、糖尿病専門外来で働く看護師に求められる役割です。

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