認定審査に合格するポイント
ここでは、認定機関で学んだあとに実施される認定審査に合格するポイントを紹介していきます。認定審査は傾向がつかみやすいので対策がとりやすいです。そのため、抜かりなくリサーチしたうえで勉強を進めていきましょう。
スケジュールを確認
まずは認定審査のスケジュールを確認しましょう。試験時間は分野によって午前と午後の部に分かれますので、糖尿病看護分野はどうなのかを事前に確認してください。試験日から合格発表までは、例年だと大体2ヵ月ほどかかります。
試験内容
試験方法は筆記のみで、共通科目を含めた各分野の教育基準カリキュラムに沿って出題されます。四者択一のマークシートで、時間は100分です。「客観式一般問題」と「客観式状況設定問題」の2つの方式でそれぞれ20問ずつ出題されます。配点は前者が50点、後者が100点で計150点です。
気になる合格率ですが、認定審査の合格率はここ数年90%以上の高い数字を記録しています。合格基準は150点満点のうち105点以上で合格です。なお、3段階で評価されており、120点以上がA評価、105点~119点がB評価、114点以下はC評価で不合格です。認定審査は筆記試験のみで行われるので、試験後に自己採点をすれば合格か否かすぐに判断できます。もし認定審査に落ちたとして、その理由として挙げられるのは勉強不足です。認定機関で教育を修了した後に現場復帰してから認定審査を受ける人が多いので、働きながら勉強時間を確保できるかどうかがカギです。
油断せずに勉強する
認定審査に合格するためには、過去問題の入手が必須です。試験を実施する日本看護協会は、認定審査を受ける人限定で前年度の過去問題を公開していますので、認定機関の教育を修了した後はすぐに過去問題を入手してください。そしてまずは解いてみましょう。その時点で解けるのがベストですが、もし解けない問題が多いのであればこれまでの授業を振り返り、早い段階で解けるようにしておくことが大切です。
出題範囲は必ず教育基準カリキュラムに沿っています。つまり、認定機関で学んだこと以外の問題は出ないということです。そのため、これまで学んできたことをしっかり復習すれば試験に落ちることはありません。合格率が高いからと言って油断せず、最後まで気を引き締めて準備をしていきましょう。
心構えをしっかりと
試験に絶対合格する方法はありません。しかし、傾向をつかんで着実に準備をしていればほぼ確実に合格できます。認定機関で学んだことはこの先の看護師人生にも大きく役立ちます。試験に合格することだけに囚われず、糖尿病認定看護師として基礎となる知識であることを念頭に勉強してください。
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